【時視各角】論難の中に道を失う=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.04 16:02
#3 「同床異夢だ。勝者はいないのに…」。2日に対話録公開を決めた本会議に出席しなかった金栄宇(キム・ヨンウ)セヌリ党議員の吐露だ。異なる夢だけだろうか。国家情報院の書き込み作業が、3大権力機関(国家情報院・警察・検察)の粗探しをし、国論分裂懸案に膨らむよう“活躍”した数人の人物もいる。
黄教安(ファン・ギョアン)法務部長官と蔡東旭(チェ・ドンウク)検察総長の葛藤が一役した。その裏面に検察組織の論理があるとは残念だ。直後に朴映宣(パク・ヨンソン)民主党議員が「西海北方限界線(NLL)論争は国家情報院とセヌリ党が組んだシナリオ」と主張すると、すでに彼女のポケットには権寧世(クォン・ヨンセ)駐中大使の録音ファイル(「執権すればNLLを暴いて…」)があった。国家情報院が対話録を公開するのを予想したのか。朴槿恵(パク・クネ)系統で国会情報委員長だが、実際には情報流出、または流出推進委員長ほどの徐相箕(ソ・サンギ)セヌリ党議員はどうか。
“真の軍人”かもしれないが、情報首長なのかどうかはあいまいな南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長はどうか。朴槿恵大統領の裁可はなかった? 想像しがたい。