【噴水台】韓国戦争の経験者760万人、未経験者4040万人…だから歴史教育が必要だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.25 15:18
1950年6月25日明け方、北朝鮮が電撃的に南侵した時、南と北の戦闘力は比較にもならなかった。ソウルが3日で陥落したことは当然の帰結だった。それでも当時のシン・ソンモ国防長官は「失地回復のためのすべての準備ができており、命令だけを待っている」(50年1月記者会見)と言って間の抜けたホラをならべていた。米軍事顧問団が定例報告書で「49年6月の韓国軍は、独立戦争当時(1775年)の米国陸軍レベルに過ぎない」と分析したというのにだ。
全世界的に独立・解放の風が吹いていたため、先進国の左派知識人も韓国に友好的な雰囲気ではなかった。フランス共産党(PCF)機関紙“リュマニテ”の50年6月26日付の記事の題名は『韓国で米国の操り人形による重大な戦争勃発。人民共和国の軍隊が韓国軍の侵略に意気揚揚に対応する』であった。ジャン・ポール・サルトルは北侵略説を主張し、南への侵略が次第に明らかになるとすぐに「米国の指図を受けた韓国のわなに陥って、元に戻すことができない失敗を犯した」と言い張ることもした。