【社説】韓国戦争をしっかりと教えよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.23 12:06
最近韓国戦争に対し中高生の70%が「北侵」と答えた調査結果が出され既成世代に衝撃を与えた。相当数の回答者が「北侵=北朝鮮の韓国侵攻」と間違えたためにこうした結果が出たと明らかにされた。それでも韓国の青少年が現代史をまともに勉強していない現実は明らかに見える。韓国戦争がいつ起きたのか、3・1記念日が何の日かわからない学生が多い。金九(キム・グ)を詩人だと思い、靖国神社がソウル・江南(カンナム)にある建物ではないかと答えた学生もいる。韓国戦争63周年を2日前にしたきょう、生きた現代史教育が至急だと感じる理由だ。
青少年のおろそかな歴史認識は何よりおろそかな歴史教育のためだ。2005年から大学入試で国史が必須から除外された。28%だった国史受験率は昨年6%に落ちた。日本の大学入試受験生の日本史受験率は40%に達する。日本の大学の大部分が日本史を必修課目に指定しているおかげだ。日本の現代史わい曲と中国の東北工程に憤慨しながらも、韓国は未来世代に対する歴史教育をおろそかにしている格好だ。それならば北東アジアの歴史戦争で落伍者になるほかない。国史を修能必修課目に再び指定し、暗記中心の歴史教育の慣行も変えなければならない。韓国戦争の激戦地を巡礼する現場教育を通じ青少年が能動的に歴史的事実を体得するようにしなければならない。
それだけではない。生きた韓国戦争教育のため北朝鮮内の国軍捕虜送還と戦死者遺骨発掘にも裸足で乗り出さなければならない。米国は北朝鮮に330億ウォンを払い1995年から10年間にわたり北朝鮮で米軍戦死者の遺骨400柱余りを発掘し家族の下に送り返した。米国政府はこのような努力を通じ未来世代に息づく愛国心を教える。