韓日の“知”の万華鏡、私たちの手で広げて…野間秀樹氏「『韓国・朝鮮の〈知〉を読む』発刊
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.14 13:26
人の縁は分からないものだ。野間秀樹氏(60、国際教養大学客員教授)が1978年に日本の東京セントラル美術館でイ・サンナム氏(60)の作品の前に立った時、その絵が胸に突き刺さり、野間氏はイ氏にハングルで手紙を書いた。35年前、稲妻のように始まった彼らの友情が、国境を越えた1冊の本として誕生する。日本のクオン出版社(キム・スンボク代表)から8月に出版される『韓国・朝鮮の〈知〉を読む』は、友人の国と言語を愛することになった日本人学者が、お互いの知識を基に広げていこうとする2つの国の“人生”だ。
李相男氏(以下、李氏)=私たちが初めて会ったのが25歳の時、君も美術家だった。恐れ気もなく“7人の作家、韓国と日本”展を企画してソウルと東京の画廊を行き来して、厳酷だった1970年代後半を絵で打ち据えた。