<南北会談白紙化>韓国の要求に格を合わせてきた北、局長の肩書きは異例
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.13 10:25
2年4カ月ぶりに再開されるところだった南北対話の門が「格」をめぐる議論により再び閉じられた。これまで会談の議題や会談場での発言が問題になって会談が決裂したことはあるが、会談開始前に首席代表の「格」が合わないとボイコットしたのは初めてだ。
北朝鮮が今回の会談の団長として労働党副部長級のカン・ジヨンを指名し、「祖国平和統一委員会書記局局長」という肩書きを付けた背景について、専門家の間では北朝鮮が当初会談の考えはなかったのではないかという分析が出ている。これまでも北朝鮮は会談に出てくる時に他の職責を付けたり実存しない架空の職責を付けて出る場合が多かった。金泳三(キム・ヨンサム)元大統領と金日成(キム・イルソン)主席による南北首脳会談(金日成の死去で実現せず)の実務接触では金容淳(キム・ヨンスン)対南担当秘書が最高人民会議統一外交委員長として会談に出た。当時の李洪九(イ・ホング)副首相兼統一部長官のカウンターパートなので、政党を連想させる党のポストではない“別の帽子”をかぶったのだ。2000年代初めから半ばにかけての南北閣僚級会談の際に北朝鮮側団長が「内閣責任参事」という肩書きを使ったのも同じ脈絡だ。