<開城工団>北朝鮮、南北会談のベテランを未収金交渉に投入
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.02 08:42
北朝鮮が開城(ケソン)工業団地の従業員の賃金(3カ月分)など未収金交渉に南北会談のベテランを投入したことが把握された。水面下の主人公はリ・クムチョル中央特区開発指導総局長(56)とメン・ギョンイル朝鮮アジア太平洋平和委員会室長(51)だ。
開城現地と連絡しながら交渉に関与している韓国政府関係者は「現在、交渉テーブルには北から朴哲洙(パク・チョルス)中央特区開発指導総局副総局長と実務者が出てきている。しかしリ・クムチョル総局長とメン・ギョンイル室長が平壌(ピョンヤン)を行き来しながら水面下で交渉を指揮していると把握している」と明らかにした。
リ総局長は00年8月、離散家族再会団の一員としてソウルを訪問し、林ス卿(イム・スギョン)現民主統合党議員と抱擁して目を引いた人物。1989年に林議員が平壌で開かれた世界青年学生祝典に出席した際、案内を引き受けた。リ総局長は00年代初め、第1-4回南北赤十字会談の北朝鮮代表を務めた。その後は民族和解協議会部長のタイトルをつけて南北社会文化(言論担当)交流実務を引き受けた。対南交渉のベテランだ。