見えてきた金正恩の「元山構想」…経済特区拡大の可能性も(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.07 13:22
開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)観光正常化などのための当局者会談の提案は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の「元山構想」から具体化されたものと政府は判断している。金正恩は先月、崔竜海(チェ・ヨンヘ)北朝鮮軍総政治局長が特使資格で中国を訪問し、習近平国家主席と会って戻った日、平壌(ピョンヤン)を空けて元山へ向かった。政府は崔竜海特使の対面報告を受けることもないまま金正恩が元山に移動したことについて「何かあるのではないか」と判断して先月中旬以降、北朝鮮の動きを綿密に注目してきた。
当時、金正恩は近隣の軍部隊を訪れ「軍部隊の整理がきちんとされていない」として不快だという表示もした。この時期、韓国情報当局には北朝鮮が開城工業団地正常化のための会談提案をする予定という諜報が手に入った。