北、開城工団・金剛山観光・離散家族対面…パッケージディール提案(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.07 10:25
北朝鮮の南北当局者会談提案に対し、柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官が6日、ソウルで12日に会談を開くことを逆に提案したことで、6年ぶりに南北閣僚級会談が実現する可能性が高まった。北朝鮮が6日、会談の日程・場所を韓国側に一任したため、北朝鮮も韓国側の提案を受け入れる可能性が高い。
北朝鮮はこの日の提案で、開城(ケソン)工業団地と金剛山(クムガンサン)観光の正常化とともに、離散家族対面、南北関係の改善(正常化)という表現をし、一種のパッケージディールを提案した。しかし北朝鮮が12日の会談に応じる場合、会談当日を除いて準備期間はわずか5日間となる。この点を考慮すれば、新たな懸案ではなく、現在の南北間の懸案を集中議論するラインで当局間の会談を終え、追加協議に続くという見方が強い。一回の会談ではなく、今回の会談を契機に南北関係復元の動きにつながる可能性があるということだ。しかし5年以上も南北冷却期が続いた点を考えれば、すべてが流動的というのが専門家の見方だ。