日本人民芸運動家の『柳宗悦』展が韓国で…工芸運動の観点から再解釈(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.06 11:24
来月21日まで国立現代美術館の徳寿宮(トクスグン)館で開かれている『柳宗悦』展は、論争的な展示ではないが世間の評価が大きく交錯している模様だ。周到に準備した展示だが、歴史的評価をはっきりと明らかにしておかなかったとして「美術館の責任放棄だ」と非難する声もなくはない。なぜそうなのだろうか。
柳宗悦(1889~1961)は、日本を代表する近代工芸運動家だ。彼は日帝強制占領期間、誰も注目しなくなった朝鮮の工芸品を熱心に収集し、分析し、文を書き、そのため戦後の韓国社会にまで広範囲な影響を及ぼした。