【取材日記】開城工業団地の門を閉じて6・15行事を共にしようという北朝鮮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.24 13:39
ソウル忠正路(チュンジョンノ)あるビルの事務室に22日、北朝鮮が送ったファックス1枚が届いた。「6・15共同宣言実践北側委員会」がここに入居している南側委員会に中国拠点を通じて転送したのだ。23日に公開されたこの手紙の核心は、「6・15を記念する民族共同の統一行事を行おう」ということだ。北朝鮮は開城(ケソン)または、金剛山(クムガンサン)を場所として提示した。思わず首をかしげてしまう提案だ。
開城工業団地は北朝鮮の一方的な従業員撤収で稼動中断50日をむかえている。123社の入居企業が置いてきた完成品や原・副資材(業界推算5000億ウォン)搬出のために韓国政府が当局対話を提案したが北朝鮮側が拒否した。工団の門はカギをかけたまま、この隣接地域で南北が一緒に行事を行おうというのはつじつまが合わない。