【時視各角】日帝が約130年前に作った戒厳法、21世紀の韓国に…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.30 15:37
1980年の春を記憶している人には、聞くだけでぞっとするような言葉がある。戒厳令、戒厳司、戒厳軍…。以前にも戒厳を経験したが、国民の脳裏には80年5月17日の最後の戒厳の悪夢が深い。
突然、恐怖の雰囲気を作ろうというわけではない。北朝鮮の戦争脅威の中で万一生じるかもしれない国家非常事態を仮定してみよう。戒厳は無視できない現実として迫ってくる。北の挑発で局地戦または全面戦争になれば、大統領は戒厳を発動せざるをえない。
問題は、戒厳が軍部の政権奪取道具や国民抑圧手段と認識されている点だ。不幸な過去のためだ。しかし戒厳はもともと戦争・内乱などによる国家非常事態に備えた制度だ。戦犯国家の日本を除いてほどんどの国が持っている。