【取材日記】韓国経済が“熱せられる水の中のカエル”にならないためには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.16 09:25
韓国経済が「カエル」になったことは何度もあった。1960年代にはこれという資源がなく貧しかった辺境の「井の中の蛙」だった。食べ物が不足した井の中のカエルは不断にぴょんぴょんと跳ね井戸の外に飛び出そうと努力した。1人で難しい時は同僚の背中を借りて跳躍することを繰り返したカエルは30余年ぶりに新しい世界に会うことができた。積極的な産業化と輸出主導型成長政策のおかげでさらに高く上がった。
だが、まもなく試練を経験する。大きい湖だと思って飛び込んだが、気がつくとグラグラと沸いているお湯だった。1997年の通貨危機でこのカエルは大きな火傷をした。多くの同僚が職場を失い、自身を守った国まで揺らぐと「金集め運動」まで行った。このカエルは痛い足をしっかりとつかみ再起に向け骨を削る苦痛を甘受した。困難の中でも「また良い暮らしができる」という希望だけは捨てなかった。不断に治癒したおかげで痛い足には新しい肉がついた。もちろん傷跡は残ったが以前より強い足を持つことになった。