南北和解の“最後の砦”開城工業団地まで崩れるのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.09 09:36
金正恩に対する悪化した世論を遮断しようとする意図も見える。北朝鮮は「開城工業団地は金正恩の外貨稼ぎ手段」「南側職員が人質になるおそれがある」という世論にも反発してきた。金養建は談話で、「南朝鮮対決狂信者たちは金脈や抑留・人質などと言いながら、われわれの尊厳(金正恩)を冒とくした」と主張した。政府当局者は「最近の北朝鮮権力内の過剰忠誠の雰囲気が作用した」と述べた。
北朝鮮が工業団地閉鎖手続きを決め、脚本通りに動いているという見方もある。金養建はこの日午前9時から2時間ほど開城工業団地を訪問し、北側機関の中央特区開発指導総局と入居企業を見回った。しかし金養建の工業団地訪問は昼12時48分に伝えられた。政府当局者は「金養建が平壌(ピョンヤン)に帰還する前(開城-平壌は車で2時間半の距離)に報道が出たのは、すでに準備された発表文があったということ」と説明した。