緊張する韓半島…北はラジオで空襲警報発令、延坪島では住民が避難騒動
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.22 08:52
#状況1:「空襲警報、空襲警報です。各級部隊と単位は敵の空中打撃から被害を防ぐための対策を早く立てなければいけません」。 21日午前9時32分、北朝鮮官営ラジオの朝鮮中央放送を通じてアナウンサーの緊迫した声が流れた。「訓練状況」という話はなく、現実のように空襲警報が発令されたのだ。「朝鮮人民軍放送」という説明もあった。北朝鮮はこうした内容を6回繰り返し放送した。午前10時29分、「空襲警報解除」という報道が出てきた。
北朝鮮が第3放送(内部用有線放送)でなくラジオで空襲警報を出したのは異例だ。
#状況2:「実際の状況です。住民の皆さんは避難してください」。この日午前11時45分。延坪島のあちこちに設置されたスピーカーから住民避難放送が流れた。延坪村役場の職員およそ10人が無線機などを持って避難所に駆けつけ、数百人の住民も避難した。海兵隊延坪部隊が村内に放送をするラインを遮断せず訓練を行ったために発生した騒ぎだった。北朝鮮の威嚇に不安を感じていた住民は胸をなで下ろした。