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【BOOK】“疲労社会”韓国、今必要なのはヒーリングではなく…(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.18 11:47
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時間の香りは、人間や人生から沸き出る質的な香りを意味する。彼から見ると、疲労が累積した社会は香りが消える。人生の時間から消えた香りを生き返らせる作業こそ、この時代哲学者の任務だと彼は考えている。時間に香りをかえすためには“時間革命が必要だ”と話した。

「今日の疲労社会では、時間は必ず仕事の時間です。仕事の時間以外に他の時間がありません。休み時間でさえ、ただ仕事の時間の限られた局面に過ぎません。それで寝床でさえもそんなに楽になれないのです。これまでとは違うほかの時間を創造しなければなりません」。“スロー(Slow)”は“ほかの時間”の代案になるだろうか。“遅くする”という流行が、ヨーロッパでも広がっているが、彼は“スロー”は真の代案でないという。変化は時間の配分で探すことができる。すべて私のために注いできた時間を他人に向かって変えることこそ、今までとは違うほかの時間を新しく創造する変化のスタートなのだと言った。

 
「労働と消費に使う時間は、完全に私だけのための時間です。人のために使う時間はほかの時間でしょう。今日新しく選出されたカトリック法王が自身の名前をフランチェスコ聖人から取ってきたとして“私は貧困と結婚した”と話した点が印象的です。富がかえって人生の鎖になることもあるという考え、換言すれば貧困の意味を再び発見する瞬間に新しい時間が生まれることもあります」。彼は韓国社会の“ヒーリング(healing、治癒)流行”についても一言語った。

「韓国は資本主義の速度がとてもはやく、そこから生じる問題が多いです。人々の疲労感も大きいでしょう。社会を治療するべきなのに、個人の問題のようにヒーリングを強調することが返って問題です。甘いヒーリング(慰労、癒し)でなく、(今までの誤った時間に対する)キリング(killing、無くすこと)が必要なんですけどね」。ハン教授は19日(火)午後4時からソウル大学の教授学習センター(61棟)320号室で『自由と暴力』をテーマに講演する。


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