【コラム】“ポスト北核”戦略を立てる時(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.15 17:39
北朝鮮の核問題をどうすればよいのか。 中国の国際外交戦略家といわれる閻学通清華大学教授(61)に解決策を尋ねた。 朴槿恵(パク・クネ)政権の発足を5日後に控えていた先月20日に訪韓し、「北東アジア地域構造の発展趨勢」をテーマに講演を行った後だった。 閻教授は2010年に清華大当代国際関係研究院を設立し、院長職を引き受けて以来、現実主義路線を歩んでいるという評価を受けている。 そのためか、昨今の韓半島情勢を「緊張状態にあるが、戦争勃発の危険はない」と診断した。 閻教授について、一時は中国の新権力者・習近平党総書記のブレーンという噂が広まったが、閻教授は「事実でない」と言って笑った。
筆者は「あなたが韓国の大統領なら北核にどう対応するか」と単刀直入に尋ねた。 すると、閻教授は他の中国学者の一般的な答弁とは違い、短いながらもはっきりと答えた。 「韓国に北核を阻止する現実的な手段はないのに、それにすがって何の効果があるのか」と反問した。 そして重い一言を投じた。 「私が韓国大統領なら“北核阻止”でなく“北核活用”を考える」。