【中央時評】「核戦争」の脅威と危機の前で=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.14 13:30
北朝鮮の核戦争脅威が強まっている。北朝鮮はついに南北不可侵合意の全面破棄と停戦協定の白紙化まで持ち出した。終戦後2世代も過ぎた21世紀に出てきた停戦協定破棄主張と核戦争威嚇は、韓半島問題を管理してきた2つの国際的な柱である「停戦体制」と「北核体制」が深刻に破裂していることを証明している。韓半島は今、世界で核戦争の危機が最も高い地域になった。1950年の中国軍参戦直後の核戦争危機以来2度目だ。1950-53年の未曾有の大惨禍から韓国人はいったい平和と生命のために何を学んだのか。なぜ脱冷戦・グローバル化・民主化した世代を経過した現在になっても、平和の定着どころか、逆に核戦争の危機にまた直面することになったのか。
米国(と日本・韓国)の(核)攻撃脅威のために核武装を推進し、核がなければすでに侵略されていたという北朝鮮の主張に根拠がないことは言うまでもない。北朝鮮は核がなかった時代にも、米国(と韓国)から軍事侵略を受けなかった。特に、社会主義の崩壊で北朝鮮が孤立した時でさえも、米国(と韓国)は北朝鮮を攻撃せず、関与を通じて包容しようと努力した。むしろ北朝鮮の核武装が軍事緊張と戦争危機を高めたという点が真実に近い。