ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）敗退のショックはもう消えた。李大浩（３１、オリックス）が日本で連日、猛打を見せている。オープン戦２試合で５打数２安打２打点と、日本征伐に向けて動き始めた。

李大浩は１２日、京セラドーム大阪で行われたソフトバンクとのオープン戦で３打数１安打１打点をマークした。１０日の日本ハム戦に続いて２試合連続ヒット。日本メディアは「李大浩が復帰した後、オリックスの安打が増えた。特に１０日にはオープン戦で最多の９安打をマークした」と報じた。

李大浩は１２日、二死一、二塁から、武田翔太の外角球をライト前に運び、打点を挙げた。しかし李大浩は「相手の失投を打ったにすぎない。芯に当たったが、バットがやや押された。長打にできなかった」と悔やんだ。

李大浩は６日、ＷＢＣ韓国代表と一緒に帰国した。休む間はなかった。７日に病院で点滴を受けた後、すぐに日本に出国した。李大浩は「精神的に疲れた。台湾で多くの試合をしたわけではないが、なぜか体が疲れている」と語った。

李大浩は日本進出初年度の昨季、打点王をはじめ、本塁打２位タイ（２４本）、打率１０位（２割８分６厘）、安打５位（１５０本）、出塁率４位（３割６分８厘）、長打率２位（４割７分８厘）など各種攻撃成績で上位に入った。

今回、ＷＢＣで疲れた心身を誰よりも早く回復している。李大浩は「冬にウェートトレーニングを頑張った。成果があった」と自信を表した。オリックスの森脇浩司監督も「李大浩は自分が何をすべきかよく把握している選手」と語った。