「どこに向かうかわからない北朝鮮…武力示威の可能性は高い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.11 10:59
北朝鮮が韓米合同連軍事訓練のキー・リゾルブが始まる11日を基点に休戦協定白紙化を宣言した。論理的にだけ見れば韓半島は「戦時」状態になるわけだ。以前にも何回か休戦破棄宣言があったが、今回は国連安全保障理事会の北朝鮮制裁案採択直後の上、軍事行動の動きを見せており、北朝鮮の挑発の可能性はいつになく高いというのが韓国政府の判断だ。
専門家らは北朝鮮の核の挑発を誇張された恐喝とみながらも、北朝鮮がどこへ向かうかわからないという点を懸念した。政府関係者と専門家らはまず北朝鮮の局地挑発の可能性を見ている。東国(トングク)大学北朝鮮学科のキム・ヨンヒョン教授は、「朴槿恵(パク・クンヘ)政権を圧迫し国際制裁に反発する次元から北方限界線(NLL)以南でKN-02のような短距離ミサイルを多量発射する可能性が高い」と予想した。国立外交院のユン・ドクミン教授も、「東海・西海のミサイル発射や非武装地帯(DMZ)などでの局地的挑発を通じ韓半島の緊張状況を持続させる戦略を駆使するだろう」と予想した。休戦協定無効を宣言しただけにわざと休戦協定に違反して見せる低強度の挑発の可能性が高いということだ。軍関係者も「西北5島の占領や休戦協定上禁止されている非武装地帯内での重火器武力示威など多様な可能性を残しておいている」と話した。