金正恩、核ゲームの標的をワシントンからソウルへ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.09 09:48
ワシントンを狙っていた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の核打撃威嚇がソウルに旋回する雰囲気だ。3度目の核実験を受け、国連安全保障理事会の追加制裁決議第2094号が8日に出てきたが、北朝鮮は米国より韓国への軍事威嚇に集中した。長距離ロケット発射による対北朝鮮制裁が出た1月、米国を目標に核実験を公言した当時とは違った。
北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、最高司令官の金正恩が国連決議案が出る前日の7日、西海(ソヘ、黄海)最前方部隊の茂島・長在島防御隊を訪問したと報じた。この防御隊は延坪島砲撃挑発(2010年11月)を主導した部隊。現地で金正恩は「戦線部隊をはじめとする陸・海軍と航空および反航空軍(韓国の空軍に相当)、戦略ロケット軍の将兵が、われわれ式の全面戦争を開始する万全の準備を終えた」と述べた。