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韓国のラーメンに中毒になった地球最南端の都市(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.04 18:06
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しかし数日後、ユンさんは戦略を変えた。 夏にしばらく滞在する世宗基地の隊員と時々2、3人で来る観光客だけでは店の経営が難しかったからだ。 チリ人の客をターゲットにしようと考えた。 テレビと新聞に自分の店「辛ラーメン」の広告も出した。

現地人の反応は意外に良かった。 夏を除いて客はほとんどチリ人だ。 一日平均50-100人の客が入る。 「ノルマル」(普通)ではなく「ピッカンテ」(辛い)を注文するマニアまで現れた。 「ラーメン中毒になって常連になった客がかなり多い。 客が韓国のラーメンをおいしそうに食べるのを見ると不思議で、うれしく思う」。

 
ユンさんは水産物流通事業をやめ、韓国に帰る日までラーメンを売る考えだ。 「5年前までアジアといえば日本しか知らなかったこの地域の人たちが、今は韓国人を見ると“アンニョンハセヨ”とあいさつをする」。「ラーメンのため?」という質問に、ユンさんは首を横に振った。 2004年の韓・チリ自由貿易協定(FTA)発効後、自動車など韓国の製品が増え、最近は世界的にヒットしたPSYの「江南スタイル」が影響を与えたという。

ユンさんは「韓国の若者は堂々としていて、自信に満ちている。 私たちの世代とは違う姿に誇りを感じる」とし「今後もラーメンを売りながら、韓国の変わった位置づけをずっと感じていきたい」と語った。


韓国のラーメンに中毒になった地球最南端の都市(1)

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