【社説】リセットが要求される習近平時代の朝中関係
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.04 13:17
中国の習近平国家主席と李克強首相体制のスタートを公式化する両会が、きのうの政治協商会議の始まりで開幕した。政治協商会議は中国の最高諮問機関で、あすから開かれる全国人民代表大会は中国の国会に相当する。今後10年間中国を導いていく国家主席、副主席、首相など5世代指導部が今回の両会で確定する。18日ごろに習総書記が国家主席に就任し名実ともに習近平時代が開かれる。
今後10年は中国の未来を左右する重要な時期になる見通しだ。この期間に中国は米国を抜き世界1位の経済大国に上る可能性が大きい。量的成長に見合った質的発展のためには不正腐敗の清算、貧富格差の解消、政治改革など内部課題が山積している。対外的には「アジア回帰」を宣言した米国のけん制に対応し、日本など周辺国との領土紛争も管理しなければならない。それに劣らず重要なのが北朝鮮との関係設定だ。すでに中国に大きな負担要因となった北朝鮮との関係を時代的状況と国民的要求に合わせて「リセット」しない場合、北朝鮮は中国自身だけでなく韓半島を含む北東アジアの平和と安定に深刻な脅威要因となるためだ。