【時論】北朝鮮が乙という錯覚(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.29 16:48
最近の北朝鮮の強硬対応を見ると、韓半島の甲乙関係を疑わせる。 李明博(イ・ミョンバク)政権が主張した南北関係正常化は、誤った甲乙関係を正すということだった。 恩恵を与える側が南であるだけに、南北関係では明らかに北が乙ということだった。 したがって堂々と待っていれば、南に依存する北は必ず頭を下げて屈服してくるという計算だった。
北が常に乙だという認識は、経済事情が困窮しているため、外部からの経済的支援を望むという前提からだ。 特に金正恩(キム・ジョンウン)体制は政治的な不安定性を解消するため、外部の経済的支援がよりいっそう必要になるという分析だ。 このため、北朝鮮は南側に手を差し出して金品を要求し、南北対話に積極的に出てくるという見方につながり、政策的な結論は、南側が先に手を差し伸べる必要はないということになった。