「政治的に敏感な日本より韓国が優先」中国の対韓投資が活発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.03 12:55
京畿道金浦市(キョンギド・キンポシ)のレミアン漢江(ハンガン)新都市2次アパート分譲事務所。昨年5月から中国人の訪問が頻繁になった。いわゆる“不動産ツアー”に来ている中国人が増加しているのだ。チェ・ジョンオ所長は「これまで100チーム程度が訪れたが、そのうち10件以上の契約が成立した」と話した。済州市(チェジュシ)の高級住宅団地である「ラオンプライベートタウン」の場合、全934世帯のうち211世帯を中国人が買い入れた。中国・上海で10年余り不動産仲介業を行い先日済州道に引っ越してきたキム・ヒョンスル元上海ランド社長の話だ。「上海と広東省の富裕層の一部でこのところ済州道投資のミニブームが起きている。最近は上海より済州道で多くの契約が成立する」。
チャイナパワーは韓国にも及んでいる。これは数字上でも確認される。韓国に流入した中国人の外国人直接投資(FDI)は昨年7億2700万ドルで2011年の6億5100万ドルより11.7%増えた。中国資本が経由したと推測される香港・シンガポールなど中華圏の国まで含めば40億600万ドルに上り、2011年の19億3900万ドルの2倍以上となる。知識経済部のチョン・ユンジョン投資誘致課長は、「2006年以後に済州道が海外直接投資誘致に成功した12件のうち7件が中国だった」と話した。済州道に1兆500億ウォンをかけてヘルスケアタウンを造成している中国緑地グループの関係者は、「韓国は日本と違い政治的問題もない。会長が済州道を訪問した後、『自然景観が良い上に休養施設が思ったより少ない』として快く投資を決めた」と話した。