<WBC>永遠のライバル、韓国・日本(3)…戦争のような韓日戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.02 15:51
韓国野球はその後、成長痛を経験した。04年アテネオリンピック予選と06年ドーハアジア競技大会では、日本はもちろん、台湾にも敗れた。選手層が厚い日本とは違い、数人のエリート選手に依存する韓国は、代表チームの構成方法によって大きな戦力差が生じた。
精鋭メンバーがそろった韓日戦はWBCで行われた。メジャーリーグ事務局はサッカーのワールドカップ(W杯)のような国際大会を作るため、06年にWBCをスタートさせた。第1回WBCで韓国は朴賛浩、金炳賢(キム・ビョンヒョン)、徐在応(ソ・ジェウン、ともにメジャーリーグ)、李承ヨプ(読売)を招集し、日本もイチローや松坂大輔などメジャー選手を呼び集めた。イチローは「(韓国が)向こう30年は日本に手は出せないなという思いになるほどの勝ち方をしたい」と宣戦布告した。
韓日戦はいつも熱戦となった。韓国は第1・2ラウンドで日本を連破した。李承ヨプは本塁打、李鍾範(イ・ジョンボム)はタイムリーを放ち、朴賛浩がイチローを抑えた。しかし不合理な大会方式のため、韓国は準決勝で日本と3度目の対戦を行わなければならなかった。韓国は試合の後半に崩れて0-6で敗れ、決勝進出を逃した。日本は決勝でキューバを破り、WBC初代優勝カップを手にした。