【社説】就任の辞を必ず守る大統領に=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.26 13:33
就任の辞は国民に対する大統領の最も実際的な約束だ。大統領選挙公約は票を得ようとする政治性が入っており100%の約束と見るのは難しい。これに対し就任の辞は国民と世界の祝賀使節団の前に神聖で一貫した奉職の約束をするものだ。そのため価値の次元が異なる。大統領はこの約束を守ろうと努力したし相当部分を守った。しかし一部核心では少なくない大統領が就任の辞を裏切るのを国民は目撃した。
2003年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は北朝鮮に核放棄を要求した。「核兵器開発疑惑は韓半島をはじめとする北東アジアと世界の平和に重大な脅威だ」。だが、盧大統領は任期中に「インドの核は良くて北朝鮮の核はなぜだめなのか」として北朝鮮の核を事実上容認した。2007年の南北首脳会談では西海(ソヘ)北方境界線(NLL)を放棄することもできるという発言をしたことが検察の捜査で確認された。盧大統領は就任の辞で「韓米同盟を大事に発展させるだろう」と話した。しかし任期中に韓米同盟は危機にさらされた。