韓国初の女性大統領が就任…最初の日程は顕忠院参拝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.25 08:58
25日0時。ソウル三成洞(サムソンドン)にある朴槿恵(パク・クネ)大統領の自宅の秘話器のベルが鳴った。「大統領に軍事対応態勢を報告します」。合同参謀本部指揮統制室からかかってきた鄭承兆(チョン・スンジョ)合同参謀本部議長の電話だった。軍は数億ウォンを投入し、朴大統領の自宅に秘話システムを設置した。朴大統領と軍のホットラインだ。秘話システムがあれば、他の電話機の受話器を取っても通話内容を聞くことはできない。25日0時、大韓民国の統治権を握った朴槿恵大統領の最初の任務は安保状況の引き継ぎだった。同じ時刻、青瓦台「地下バンカー」。李明博(イ・ミョンバク)政権の安光チャン(アン・グァンチャン)国家危機管理室長が青瓦台状況室のキーを金章洙(キム・ジャンス)国家安保室長内定者に渡した。
この時、ソウル鍾路区の普信閣では33回の鐘の音が鳴った。白凡金九先生のひ孫で、3代連続で空軍将校のキム・ヨンマン中尉、ドイツに派遣された看護師出身のファンボ・スジャ元仁済大教授、海洋警察初の女性艦長のコ・ユミ独島警備艦長など、国民代表18人が伝統に従って普信閣の鐘を33回打った。