尖閣・TPP…安倍首相、2カ月間準備した訪米へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.22 08:59
通商葛藤および協力関係の設定は、新政権の経済回復意志を表す。昨年、プーチン・ロシア大統領が中国を訪問した背景には、シベリアやサハリンなど極東地域開発政策がある。ロシアは中国のエネルギー需要に注目し、中国もロシアとの天然ガス長期供給契約に関心を持つ。このため習近平総書記も3月の最初の訪問地にロシアを検討している。長期にわたり友邦を誇ってきた中ロだが、今回の相互訪問はオバマ政権2期目の「アジア重視外交」に共同対抗する側面が大きい。中国は尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる日中領土紛争で領域内の緊張が続く状況で、ロシアを安保パートナーに引き込まなければならない状況だ。
さらに中国は北朝鮮の核実験と関連し、直ちにロシアと協調する必要性がある。21日の中国国務院(行政府)の中国網の分析によると、北朝鮮情勢が不安定になる場合、隣接する中ロが大きな影響を受けるという点で、中国はロシアと協力し、武力ではなく6カ国協議を通じた北核解決を促す見込みだ。