【社説】「安倍内閣」発足の対応策まとめるべき=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2012.12.16 13:03
きょう実施される日本の総選挙で、安倍晋三内閣の発足が確実視される。現地の世論調査で安倍総裁率いる自民党は480議席の衆議院の半分をはるかに上回る議席を得て圧勝すると予想される。しかし安倍内閣の発足は東アジアに小さくない波紋を起こしそうだ。
まず日本の代表的極右派である安倍内閣の発足は、韓日の外交関係の対立を増幅させる要因になるだろう。安倍総裁は軍隊保有と戦争禁止を明示した憲法条項の改正を主要公約に掲げた。周辺国はもちろん日本国内からも懸念の声が大きくなっている。安倍総裁は第2次世界大戦のA級戦犯である岸信介元首相の外孫だ。だからだろうか、極右的国家観で有名だ。安倍総裁は日米同盟の回復を第1課題とし首相就任直後にオバマ米大統領との日米首脳外交の日程まであらかじめ組んでいるという。経済大国に続き軍事大国に浮上した中国をけん制するための歩みだ。安倍総裁が2006年に初めて首相に就任した当時、初の訪問国は米国ではなく中国だった。こうした場合、韓日、韓中首脳会談は優先順位から押し出されるだろう。