【中央時評】サムスンも中国に冷や汗(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.20 13:17
中国はすでに自動車・コンピューター・スマートフォンの世界最大市場だ。問題は、中国が日本よりも自国製品を好む独特の消費をするという点だ。大都市では海外ブランドが目に入るが、農村に行けば中国ブランド一色だ。昨年中国で売れたスマートフォンも半分以上が自国ブランドだ。世界市場とは違う。こうした内需市場を背に、華為のリチャード・ユー代表は「3年内にサムスンとアップルを抜いて世界スマートフォン市場を握る」と意気込んでいる。ひょっとするとスマートフォンもコンピューターや家電と同じ運命をたどるかもしれない。米国・日本で花を咲かせ、韓国が利益を得た後、中国が飛び込む頃にはいつも斜陽産業になっていた。
中国の危機意識も目を引く。「上海株式市場の電子43社の営業利益をすべて合わせもサムスン電子の16.4%にすぎない」。現地メディアは絶えず緊張感を与える。それでもいつの間にか激しい追撃戦を経験する中、中国は模倣を越えて応用レベルに達した。ギャラクシーとiPhoneの長所を取り入れて新製品を出している。いくら創造が重要でも、必ず独創的である必要はない。中国は韓国が日本に追いついた道をそのまま歩んでいる。ひょっとするとサムスンが警戒すべき対象はアップルでなく、中国のスマートフォンかもしれない。