【中央時評】サムスンも中国に冷や汗(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.20 13:15
サムスンの李健煕(イ・ゴンヒ)会長は昨年1月、米ラスベガスの「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2012」展示会でこう語った。「日本企業は力がやや落ちたようだ。中国は熱心に追い上げているが、まだ少し時間がかかりそうだ」。自信が表れていた。そのサムスン電子が先月、「CES2013」で中国に一撃を食らったようだ。サムスンでは「今は中国スマートフォンもベンチマーキングの対象」という声が出ている。目の前の現実になったチャイナリスクに神経を尖らせている雰囲気だ。
一見、サムスン電子の大げさな反応のように見える。世界300余りのスマートフォン企業のうち“黄金の卵”を産むのはアップルとサムスン電子の2社だけだ。その次のLG電子、HTC、モトローラも収益はほとんどゼロ水準だ。残りの企業はほとんど損失を出しているということだ。極端な“一人勝ち”状態だ。いまやサムスン電子はアップルと競争できるほどのレベルに達している。アップルがLCDはLGに、メモリー半導体はハイニックスに注文先を変えたが、全く動じない。サムスン電子はスマートフォンのシェアが初めて30%を超え、怖いものなしだ。