【コラム】北朝鮮の核問題、答えは北京にある(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.30 18:11
したがって北核の答えは北京にある。 北朝鮮は対外貿易の90%が中国相手だ。 原油90%と食糧20%以上も中国から輸入している。 すなわち、中国は北朝鮮の命綱を握っている。 中国にはそれほどの対北朝鮮影響力がある。 にもかかわらず、北朝鮮は北東アジアの安定を乱す挑発行為をやめろ、核・ミサイル開発を自制しろという中国の要求を聞かない。 理由は、中国が戦略的な計算のため北朝鮮をがけっぷちまで追い込むはずはなく、したがって中国は一定の範囲内で北朝鮮に圧力を加えるという自信を持っているからだ。 残念ながら事実だ。
さらに、核国家の地位を得るという夢を見る北朝鮮が交渉テーブルに出てくる時期は、自ら核保有国という自信を持ち、それを国際的に認められると判断した時であるはずだ。 今われわれは時間を稼がなければならない時だ。 制裁強化と強行論だけでは問題を膨らませるだけで、解決しない。 米国と協調し、中国がより積極的に北朝鮮を懐柔・説得するよう後押しする必要がある。 米国は現在の中国包囲戦略を修正しなければならない。 同時に北朝鮮の核保有を前提に長期的な戦略も立てるべきだ。 韓米中が共同で韓半島平和体制実現を含む包括的な政策を立て、ロシアと日本も参加する北東アジア多者安保体制を構築し、北朝鮮が地域の秩序をかく乱できないようにする戦略がその核心だ。