メルケル「責任は永遠」、安倍「答えない」…あまりに違う歴史観(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.28 10:34
1970年12月、西ドイツのブラント首相(当時)はポーランドのワルシャワにあるユダヤ人慰霊塔でひざまずき第2次世界大戦の犠牲者に謝罪した。2001年8月、日本の小泉純一郎首相(当時)は第2次大戦敗戦記念日を2日前にして戦犯14人の位牌が安置された東京の靖国神社に公式参拝した。第2次大戦の2本の軸のドイツと日本が最も劇的な対比を成す場面だった。戦争を起こし5000万人の犠牲者を出した両国はその始まりは同じでも事後対応は違った。1945年の敗戦後ドイツは首脳らが続けた謝罪表示で欧州内での信頼を積んだ反面、日本は戦争犯罪を否定したり隠すなど後退した歴史認識で周辺国と対立を生じさせた。
26日、ドイツと日本の指導者はもう1度比較された。ドイツのメルケル首相の歴史認識は前任者らと同じだった。メルケル首相は自身のホームページで「われわれはナチスの各種犯罪、第2次大戦犠牲者、そして何よりホロコーストに対し永遠の責任がある」と明らかにした。ちょうど1月27日は1945年にユダヤ人虐殺で悪名高いアウシュビッツ収容所がソ連軍に解放された日で、30日は1933年にヒトラーが首相に任命されナチスが初めて政権を掌握した日だ。