朴槿恵（パク・クネ）次期大統領は１日午前、セヌリ党の新年挨拶会に出席し、「今はもう過ぎ去った過去のすべてのものと払い落とし、新しい大韓民国の未来をつくっていくことを念願する」と述べた。

汝矣島（ヨイド）党事務所で開かれた新年会には、黄祐呂（ファン・ウヨ）代表、金守漢（キム・スハン）常任顧問など約１００人が出席した。朴次期大統領は党指導部とともに「国民幸福２０１３」という文字が入った餅を切った。

これに先立ち朴次期大統領はソウル顕忠院参拝で新年の最初の日程を始めた。朴次期大統領は午前８時３０分ごろ、黄代表、李恵薫（イ・へフン）最高委員ら党指導部とともにソウル国立顕忠院に到着し、献花と焼香を行った。芳名録には「国民の熱望に応える新しい希望時代を開いていきます」と書き込んだ。続いて、李承晩（イ・スンマン）、朴正煕（パク・ジョンヒ）、金大中（キム・デジュン）元大統領の墓を順に参拝した。

朴次期大統領は午後には日程を入れず、業務引き継ぎ委員会の人選作業に集中した。人選発表は３、４日ごろになるという。セヌリ党の核心関係者は「現在およそ２０人にのぼる引き継ぎ委員の輪郭は固まったが、人事検証問題のために発表が遅れていると聞いている」と伝えた。また政府部処から業務引き継ぎ委に派遣される専門委員の名簿も圧縮され、最近、朴次期大統領側に伝えられたという。

ただ、業務引き継ぎ委の発足を急がなければならないため、今回、財産形成・論文盗用などを含む精密検証は現実的に難しく、前科・納税・兵役など書類で確認可能な部分に検証の焦点が合わされるとみられる。

業務引き継ぎ委には、大統領選挙キャンプの元国民幸福推進委（幸推委）の人たちが多数布陣するという観測が出ている。業務引き継ぎ委全体業務を総括する性格の国政企画調整分科には金広斗（キム・グァンドゥ）幸推委経済推進団長と総合状況室長を務めた権寧世（クォン・ヨンセ）元議員、朴次期大統領の核心政策参謀の安鍾範（アン・ジョンボム）議員、崔外出（チェ・ウェチュル）キャンプ企画調整特別補佐官らが挙がっている。


朴槿恵次期大統領の新年最初の日程、５年前の李明博大統領と比べて…（２）