「ストッケが作るベビーカーのうち最高級ラインの『エクスプローリー』は、全体の１３％が韓国に出て行く。国単位では独歩的に売上高１位の市場だ」。

ストッケのトーマス・ステビック最高経営責任者（ＣＥＯ）は８日、ソウル駅三洞（ヨクサムドン）の公演・イベント会場「ラウム」で韓国支社「ストッケコリア」設立記者懇談会を開き、韓国に進出する理由をこのように説明した。

ストッケは“ベンツベビーカー”“１００万ウォン台ベビーカー”として知られるノルウェーのベビー用品企業。こう呼ばれるのは、ストッケの代表製品「エクスプローリー」が１６９万ウォン（約１２万円）で販売されているからだ。韓国でこの２年間に約９０００台が売れた。米国・カナダの販売量合計とほぼ同じだ。

ステビック氏は「この５年間、韓国では毎年売上高が５０％ずつ増えていて、今後も大きく成長する可能性があると判断した」と述べた。その根拠に「韓国は親の子供教育が世界で最も熱情的な国」という点を挙げた。こういう親は最高級ベビー用品も購入するという判断だ。

ストッケのベビー用品は、子どもを乗せた際、視線が自然に親の顔に向くようデザインされているのが特徴だ。子どもの発達には親との連帯感が最も大きく作用するという内部研究の結果に基づくものだ。ステビック氏は「特に韓国の親は子どもとのきずなを重視し、好みも高級だ」とし「ベビーカーに乗せた時、子どもをどれほどよく見ることができるか、さらにどれほど美しくて便利なデザインかを細かくチェックするが、こうした特性が私たちの製品とよく合っている」と述べた。


「最高級ベビーカー、韓国販売量が独歩的世界１位」（２）