韓米両国のライバルスマートフォンの耐久性実験が話題になっている。 米国のＩＴ専門メディアのＣＮＥＴがギャラクシーＳ３とｉＰｈｏｎｅ５を冷蔵庫・オーブン・洗濯機などに入れて耐久性実験を行った映像が、ネットユーザーの間で人気だ。 同社は「拷問テスト」という名前で最新スマートフォンやタブレットＰＣを実験した結果をユーチューブなどに公開している。

ｉＰｈｏｎｅ５の韓国市場での発売が迫る中、７月初めに行われたギャラクシーＳ３と今月初めに公開されたｉＰｈｏｎｅ５の結果が比較されている。両製品の拷問テストは冷凍・熱・水・衝撃テストで行われた。 両製品は２時間以上冷凍室に入れる冷凍テスト、製品を布で包んで２００度以上のオーブンで１時間加熱する熱テストをともに問題なく通過した。 ただ、ｉＰｈｏｎｅ５は熱テストで「温度が高いので冷ました後に使用してください」という警告メッセージが出たが、しばらく冷ますと支障なく使用できた。

両製品は便器に落とす場合を仮定し、水の中にしばらく浸した後、除湿剤が入ったビニール袋に１－３日ほど置いてから異常の有無を確認する水テストも問題なく通過した。

差が生じたのは衝撃テストだった。 ギャラクシーＳ３は手・肩・目の高さからそれぞれ落としたが、前面のガラスや後面のプラスチック部分にはいかなる問題も生じなかった。 鍵の尖った部分で前面のガラスをこすってもスクラッチは生じなかった。

一方、ｉＰｈｏｎｅ５の場合、落とすと側面が傷ついたり、ガラスの一部にひびが入った。 コンクリート地面で転がった際には後面がひどく傷ついた。 ＣＮＥＴは「ケースの使用を嫌う消費者ならｉＰｈｏｎｅ５の購入を考え直すのがよい」と助言した。

洗濯テストでも両製品に差が出た。 ギャラクシーＳ３はドラム式洗濯機に入れて回した後に取り出し、バッテリー部分を拭いて除湿剤が入ったビニール袋に一日置いておくと使用が可能だった。 ＣＮＥＴ側はギャラクシーＳ３はバッテリー分離型であるため可能だと分析した。 これに対しｉＰｈｏｎｅは洗濯テストを通過できなかった。 ｉＰｈｏｎｅ５ではないが、ＣＮＥＴがｉＰｈｏｎｅ４Ｓで実験した結果、テスト後に電源はつかなかった。