韓国の企業業績相次ぎ下落、世界の市場にアーニングショックの影(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.24 10:28
内外の企業が先を争って業績見通しを引き下げているのは、それだけ業績に対する期待感が落ちているためだ。欧州危機が続いているところに中国経済まで鈍化しているのが主な要因だ。世界景気が回復の兆しを見せていないのに輸出と内需がともに不振を示した。特に米国は税金が大幅に引き上げられる「財政の崖」が迫り、“衝撃”を超え“絶壁”への懸念まで出てくるほどだ。韓国では今月初めにサムスン電子が第3四半期の営業利益8兆ウォン台のサプライズ業績を出したのを除けば、現代(ヒョンデ)自動車とポスコ、SKなど主要企業の最近の業績見通しは今月初めより下がっている。特に航空、海運、鉄鋼、通信、機械などの下落幅が大きく、アーニングショックの可能性が高い業種に選ばれている。LGユープラスの第3四半期営業利益見通しは今月初めの403億ウォンから最近212億ウォンまで47.4%下がり、SKテレコムは15.4%、KTは6.3%それぞれ引き下げられた。アシアナ航空と大韓航空もそれぞれ17.4%と8.1%下がった。
すでに第3四半期の暫定業績を発表した企業も相次ぎアーニングショックを見せた。サムスンテックウィンが前日に発表した第3四半期の営業利益は前四半期より30.4%減少の369億ウォンだった。これは今月初めの見通しの608億ウォンや最近の見通しの545億ウォンを大きく下回るものだ。この日企業説明会を行ったポスコは、「第3四半期の連結財務諸表基準で売り上げ15兆7390億ウォン、営業利益1兆620億ウォン、純利益7230億ウォンを記録した」と明らかにした。売り上げと営業利益は前年同期比で7.2%と17.6%減った数値だ。