【時論】韓国の科学ノーベル賞、どう繰り上げるか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.16 09:44
韓国国民は科学分野のノーベル賞を待っている。韓国は今年、スポーツなどさまざまな分野で、日本との競争で善戦したが科学分野のノーベル賞ではこれまで14対0の格差が15対0に拡大した。今回のノーベル生理医学賞受賞者の日本の山中伸弥教授は人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ったが、彼の研究は今後の難病治療に転機を作ると期待される。韓国でも黄禹錫(ファン・ウソク)元教授の研究のため良く知られた幹細胞分野の受賞のため残念な思いがする。
山中教授の履歴を見ると、韓国の短い基礎科学の歴史を責めることでもない。彼は日本で少しの間医師を務め米カリフォルニア大学サンフランシスコ医大に行き幹細胞関連の勉強を始めた。そして1999年から先端科学技術大学院大学で関連研究を再開し、2006年にネズミの皮膚細胞に4種類の特定因子を入れて多能性幹細胞を作れる可能性を示す研究結果を発表した。この研究は何と6000回を超える被引用回数を見せている。