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中国が尖閣に監視船2隻を急派…「大洋工程」に火が付く(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.12 09:16
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11日午前、東中国海(東シナ海)の尖閣諸島(中国名・釣魚島)海域に中国の海洋監視船46号と49号が姿を現わした。この前日、中国が尖閣諸島周辺に領海基線を宣言したのに伴う初めての実力行使だ。中国の海洋警察に当たる中国海監総隊は「領土主権を守るための実行策が準備されている。状況によって行動に移すことになるだろう」と明らかにした。東中国海はいつ衝突が起きるかも知れない一触即発の状況を迎えた。

中国外交部は前日夕方に声明を通じ尖閣周辺を19本の直線で囲み、その内部を中国領海とすると発表した。例えるなら日本が独島(ドクト、日本名・竹島)と鬱陵島(ウルルンド)の間に国境線を引いたようなものだ。中国の決定は日本が尖閣国有化を公式発表した直後電撃的に行われた。日本は11日、尖閣3島の個人所有者と20億5000万円で買い取る契約を締結した。

 
中国は尖閣諸島の主権を主張してきたが具体的に付属海域を規定する領海基線を設定したのは初めてだ。日本が主張する尖閣12カイリ領海を侵したのも7月11日の1回だけだった。中国船舶は周辺をうろついて日本の巡視艇が接近すれば正面衝突を避け退いてきた。いまは変わった。外交部は「今後釣魚島海域で常時的な監視活動を行うだろう」と明らかにした。11日の海洋監視では2隻をはじめ漁業指導船まで尖閣海域に本格的に投じるものと予想される。

中国の超強硬姿勢は表面的には相次ぐ警告無視に対する報復レベルだ。中国の胡錦涛国家主席は9日、アジア太平洋経済協力会議首脳会議の歳に日本の野田佳彦首相に、「日本は事態の深刻性を悟り誤った決定を下してはならない」と話した。めったに直接的表現を使わない胡主席としては最高水準の警告であるわけだ。それでも日本国内で勢力を伸ばした右翼強硬論により野田内閣が買い入れを強行するとすぐに対応に乗り出したのだ。


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