サムスンとアップルの世紀の特許戦がうらやましい日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.03 09:07
「日本のメーカーは蚊帳の外だ」。9月1日付の産経新聞は全世界的に広がっているサムスンとアップルの特許訴訟結果を伝えた記事でこのように報道した。これに先立ち先月31日に東京地裁は、「PCのコンテンツをスマートフォンなどに移す同期化技術でサムスンはアップルの特許を侵害しなかった」としてサムスンの手を上げた。サムスンとアップル、世界のスマートフォン市場をほしいままにする2強の戦争が庭先で行われているのにこれをうらやましい視線で見つめるほかはない日本の財界の寂しい境遇を嘆いたのだ。
産経は「2011年のスマホの世界シェアはサムスンが19・1%、アップルが18・8%と首位争いで拮抗(きっこう)。これに対して、ソニー、シャープといった日本メーカーは合計でも6%弱しかない」と指摘した。それとともに「日本メーカーのシェアが低いのは、NTTドコモなど通信会社が全量を買い取る『ぬるま湯』に長年浸ってきたからだ。日本市場だけを相手にしていれば、そこそこの収益を上げられたため、海外を積極的に攻める姿勢にも欠けた」と伝えた。さらに「消費者が常に身につけるスマホの優劣は、電機メーカーのブランド価値をも左右する。世界市場で戦うために、スマホのシェア向上は日本メーカーにとって喫緊の課題だ」と分析した。