【コラム】アップルに肩入れすること、それが「米国スタイル」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.31 13:39
「米国がそうならそうだろう」。サムスン電子とアップル間のデザイン特許訴訟で米カリフォルニア、サンノゼ北部地方裁判所の陪審員団が一方的にアップルの肩を持ったのは別に驚くべきことでなかった。それは変わることのない「米国スタイル」だ。経済戦争に臨む米国人の態度はいつもそうだった。米国が競争優位でないのは何でも悪ということ。
アップルがサムスン電子を相手にデザイン特許侵害訴訟を起こした時、約30年前に米国と日本間で繰り広げられた半導体戦争が浮かんだ。これは国家間の産業戦争の初めであり、以後米日間の貿易紛争は拡大した。この争いは半導体不況が近づいた1985年、米国半導体企業の集まりであるSIAが米貿易代表部(USTR)に「日本の半導体メーカーの不公正行為で米企業が被害を受けている」と提訴して始まった。続いてマイクロン・テクノロジーが日本の半導体メーカーを相手に「略奪的」方法で価格ダンピングをしたと告訴し、インテル・AMD・ナショナルセミコンダクターなどが日本製メモリーEPロムに対して反ダンピング提訴をするなど、波状攻勢を広げた。