米国に渡った韓国人養子、市民権与えられないケースも…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.10 08:50
2日、ソウル江南(カンナム)開浦洞(ケポドン)の銀行支店に白いかつらをかぶりサングラスをかけた30代の男が現れた。ガス拳銃で職員を脅し、2000万ウォン(約140万円)を奪った強盗は、銀行の前にあったタクシーに乗った。強盗はタクシーの運転手に「ゴー、ゴー(Go Go)」と叫んだ。タクシー運転手は車のエンジンを切って逃げた。警察はタクシー運転手の申告を受け、出動2分後に強盗を捕まえた。
検挙された強盗K(39)は1974年10月に養子として米国に渡った。アリゾナ州で馬1000頭を飼育する米国人夫婦のもとで裕福に育った。しかし養父母が事故で死亡し、不幸が始まった。養父母がKに米国市民権を与える手続きを踏まず、財産を相続できなかったからだ。