景気低迷にお手上げの韓銀総裁、ついに利下げ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.13 11:44
韓国銀行(韓銀)が政策金利を電撃的に引き下げた。13カ月連続で政策金利を据え置き、‘凍結仲秀’と呼ばれてきた金仲秀(キム・ジュンス)韓銀総裁が、市場の圧力にようやく動いた格好だ。金融通貨委員会(金通委)は12日、政策金利を3.25%から3.0%に引き下げた。政策金利を引き下げたのは09年2月以来3年5カ月ぶりとなる。当時、韓銀は2.25%から2.0%に引き下げ、その後は昨年6月まで5回にわたり金利を上げた。
金総裁はこの日の金通委後に行った記者会見で、利下げ決定について「全員一致ではなかった」と述べた。当面の景気悪化を防ぐには利下げすべきだという声が多かったが、物価不安と資産バブルを懸念して反対する人も少なくなかった。しかし金総裁は「世界経済の成長が鈍化し、韓国経済も生産活動が潜在能力に達しない状況である点を考慮し、先制的に金利を引き下げることにした」と説明した。