サムスンが戦略大転換…欧州・日本を視察した李会長の選択
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.08 12:04
李健煕(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長(70)が国内外の現状況を「市場の危機」と規定し、7日、グループ未来戦略室長に崔志成(チェ・ジソン)サムスン電子副会長(61)を任命した。未来戦略室長はグループの未来を責任を担う。崔副会長はグループ内の代表的な戦略通で営業通だ。サムスンの関係者は「崔副会長が突破力があり、市場現場に強く、マーケティング戦略に優れているため抜擢された」と述べた。
現在の金淳沢(キム・スンテク)室長(63)は健康上の理由で辞任した。空席になったサムスン電子代表取締役には権五鉉(クォン・オヒョン)サムスン電子副会長(60)が取締役会で選任される予定だ。
未来戦略室長の電撃的な交代は、李健煕会長が先月2日から3週間、欧州・日本市場を視察した直後に決まった。李会長は帰国した際、「(欧州に行ってみると)予想以上に悪いようだ」と所感を語った。グループ関係者は「李会長は欧州危機を自分の目で見た後、多くのことを感じたようだ」と伝えた。