【取材日記】右翼が引っ張り野田が押す日本の軍事大国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.09 10:43
これは「日本社会の右傾化」の代表的な断面でもある。すでにかなり以前から自民党は憲法改正を通じて、自衛隊を国防軍に変え、集団的自衛権を行使するという公約を掲げてきた。
ここに加勢したのが民主党の野田佳彦首相だ。自衛隊員の息子で、保守色が強い松下政経塾第1期生であることを誇る野田首相は、さりげなく日本の武装化を進めてきた。「未来のブルーオーシャン」という名分で宇宙開発法から「平和的利用に限る」という条項を除き、首都圏の災害に備えるとして42年ぶりに東京で自衛隊武装訓練を実施した。自民党の要求を無理に受け入れる姿で原子力基本法改正案の付則に「安全保障のために原子力を利用できる」という内容を含めた。