「ホームのコースで負けることはできない」（石川遼）

「昨年のシングルプレーで石川選手に負けたが、昨年のように初日のフォアサムは勝つ自信がある」（カン・ギョンナム）。

韓国と日本のエース、カン・ギョンナム（２９）と石川遼（２１）が、韓日プロゴルフ国家対抗戦「２０１２ミリオンヤードカップ」開幕を翌日に控え、記者会見でこう語った。この大会は２９日から３日間、長崎県パサージュ琴海アイランドＧＣ(パー７１）で開催される。

初日のフォアサム（２人１組で１つのボールを交代で打つ）ストロークプレーの対戦カードが発表されると、記者会見場の雰囲気が変わった。特にフォアサム５競技のうち両チームの４組目が発表されると、ざわついた。日本チームの青木功主将（７０）は日本の‘ゴルフ英雄’石川遼とベテラン深堀圭一郎（４４）を組み合わせた秘蔵のカードを取り出した。

その瞬間、韓国チームのチョ・テウン主将（７１）の顔に笑みが浮かんだ。チョ主将はカン・ギョンナムと日本で活躍するキム・ドフン（２３）の名前を呼んだ。対抗作戦だった。チョ団長は「そうでなくても昨夜の会議でカン・ギョンアムが石川を引き受けることにしたが、４番目に送りだしたのが絶妙に合致した」と述べた。

キム・ドフンは「初日に非常に強い相手を迎えることになった」と述べたが、カン・ギョンナムは「敵地で日本ゴルフのアイコンの自尊心を挫く」と意欲を表した。韓国チーム最年長のホ・ソクホは「チームワークを前面に出しながら、初のアウェー競技を勝利に導きたい」と述べた。

Ｊゴルフが２９日午後２時から初日の競技を生中継する。