【コラム】人口5000万人の韓国、30-50クラブに飛躍するには(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.25 17:21
しかし「20-50クラブ」入りでシャンパンを開けるのはまだ早い。 この際、国民所得3万ドルの30-50クラブに挑戦すべきではないだろうか。 ここには少子高齢化という罠が隠れている。 人口5000万人達成は新生児の泣き声よりも、平均寿命が延びて「長寿高齢者」が増え始めたという要因が大きく作用している。 内需にはすぐにも好材料となるかもしれないが、若者人口の減少は潜在成長力の低下につながる。 人口分布上の中間層年齢を見ると、1980年には21.8歳だったが、2010年には37.9歳と30年間で2倍近くに高まった。 2030年には48.5歳、2040年には52.6歳に高まるという。 ‘長寿リスク’が本格化するのだ。
また今後30年間、生産年齢人口(15-64歳)は700万人以上も減る見込みだ。 2060年には生産年齢人口10人が高齢者8人と児童2人を扶養する「1対1扶養社会」となる。