【取材日記】北朝鮮が直視すべき現実
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.04 17:39
北朝鮮の憲法序文はこのように始まる。 「朝鮮民主主義人民共和国は偉大な首領・金日成(キム・イルソン)同志と偉大な領導者・金正日(キム・ジョンイル)同志の思想と領導を具現した主体の社会主義祖国だ」。
憲法より上位概念という労働党規約の前文の最初もこうだ。 「朝鮮労働党は偉大な首領・金日成同志の党だ」。30の文章からなる前文のうち3、4の文章を除いて、「金日成・金正日の党」に傍点がある。
逆説的だが、「人民共和国」の北朝鮮で神聖不可侵の領域は人民でない。 その場は金日成と金正日が占めている。 北朝鮮が改定憲法に「核保有」を明記し、これを「金正日の業績」と釘を刺す措置の意味とその反響が大きい理由だ。