「三角タックル」に足をつかまれる韓国の輸出…不況型黒字継続か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.02 08:41
「ワントップ」で韓国経済を率いてきた輸出の動きが尋常でない。3月に続き4月も増加率がマイナスを示しスランプが続いている。
知識経済部が1日に明らかにしたところによると、先月の輸出は前年同月より4.7%減った463億ドル、輸入は0.2%減少した441億ドルを記録した。貿易黒字は22億ドルで、3カ月連続で黒字を継続した。だが、輸出と輸入がともに縮んで生まれた「不況型黒字」というタグがついた。
輸出が減った直接的原因は先月の総選挙でできた休日だ。昨年の同じ月に比べ輸出できる営業日数が1日ほど減った。韓国の1日平均輸出額は20億ドルほどと侮れない変数だ。だが、これを考慮しても今年に入って輸出が弾力を失ったのは事実だ。その上見通しもそれほど明るくない。根本的理由は▽欧州の財政危機持続▽中国の輸出萎縮▽日本の円安傾向への転換という「三角タックル」だ。欧州への輸出が振るわないことは予想されたことだ。だが、問題はその余波が最大市場の中国へと拡大しているという点だ。