金正恩執権100日を分析<下>新世代権力の感性差別化?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.10 17:40
労働新聞1月30日付には金正恩(キム・ジョンウン)が1月25、26日に署名した9枚の写真が掲載された。 その中の1枚は「青年たちの力強い足取りで、強盛な明日はさらに早まるだろう。 常に真っ直ぐ党に従って前へ」と書かれている。 2月16日付の署名には、満浦(マンポ)市民がコメ100トンを金正日(キム・ジョンイル)銅像作業に動員された軍人に送ると伝えてきたことに対し、「誠意だけを受け取る」と述べた後、「コメを人民、子どもにそのまま伝えてほしい」と答えた。
2月25日には、植樹作業中に土砂に埋もれて2月1日に死亡した延安郡(ヨンアングン)協同分組長に「集団と同志のために命までも捧げるのは、首領様と将軍様が育てられた…美徳だ…」という内容を書いた。 親筆を送った人の数は金正日死去前に比べ死去後は15倍に増えた。 1994年の金日成(キム・イルソン)死去にはこうした変化は見られなかった。 脱北者のイ・グムリョン氏は「金日成・金正日時代にも親筆は活用されたが、このように大量には送らなかった」とし「基盤がない金正恩が急いでいる。『人民に温かみを見せる』という金正日総書記式の‘広幅政治’も繰り返されるだろう」と話した。